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人はどこから来てどこへ行くのか、という深遠なテーマとは全く無関係な日常の記録


by itn_m
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突発的奈良紀行その2 法隆寺後編

広いので、まだ中心部から抜け出せないのであった。
塔と金堂の奥の大講堂には薬師三尊像と四天王像があったのだが、すでにどんな像だったか忘れている…
像の手前にあった古代の勉強机は覚えているのだが…

突発的奈良紀行その2 法隆寺後編_e0189021_19221696.jpg
修学旅行生が去り、つかの間の静寂の時間

突発的奈良紀行その2 法隆寺後編_e0189021_22174943.jpg
塔と金堂をぐるり取り囲む廻廊。
ざっくり100×100mくらいだろうか。
金堂では新たな修学旅行生が大騒ぎをしていたようだが、その喧噪はここまで届かない

突発的奈良紀行その2 法隆寺後編_e0189021_21172614.jpg
法隆寺で生活する僧が住んでいた建物。
全室個室だが窓がない。
地味だが、立派な重要文化財なのである。
この後拝観した百済観音像は、ほかの仏像とは違う造形と雰囲気で、最も印象に残る像のひとつになった

突発的奈良紀行その2 法隆寺後編_e0189021_19221897.jpg
この夢殿にもすごい仏像があったのだが、全く記憶に残っていないのは全くもって残念である。
ちなみに安置されていたのは、秘仏救世観音像。
明治時代に日本美術に貢献したアメリカのフェノロサに見出されるまで数百年の間、人目にはさらされていなかったという。
何だか曰く付きの仏像なのであった

突発的奈良紀行その2 法隆寺後編_e0189021_19221877.jpg
一度にあまりにも多くの仏像を拝観したので疲労困憊だったのだと思う。
しだれ桜に癒されていた

気を取り直して先に進む。

突発的奈良紀行その2 法隆寺後編_e0189021_19221971.jpg
一番東端に位置する中宮寺。
厳密に言うと法隆寺とは別物の独立したお寺で尼寺である。
建物も戦国時代に火災にあっているせいか、尼寺のためなのか、独特の鬼瓦がついていない

本尊は公式HPでは菩薩半跏像となっている。
いろいろな名前が付いているが、勉強不足でよくわからない。
とにかく直立不動の仏像が多い時代にあって、足を組み、右手を上げるなど、初めて動きが付いた像らしい。
そういうこともあって印象深い像のひとつであった

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再び法隆寺。
正門とも言える中門を忘れていた。

突発的奈良紀行その2 法隆寺後編_e0189021_21584866.jpg

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この左右に構える金剛力士像は塗装がかなりはげているものの迫力があった。
それもそのはず、日本に残っている最古の像らしい

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ようやく法隆寺を脱出。
周りの集落も昔の面影を残した風情のある佇まいであった

突発的奈良紀行その2 法隆寺後編_e0189021_21585033.jpg
この周囲というか、奈良には建造物以外に古墳も多い。
これは藤ノ木古墳。
調査されるまでは見向きもされなかったそうだが、中を見たら重要な資料がざくざく出て来て一躍脚光を浴びたようだ。
世の中には人知れず埋もれていく遺物も多いのではないだろうか

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1400年もの建造物の上空を大阪に向かって降下する旅客機。
何とも不思議な思いで見上げた

実はこの屋根に写っている鬼瓦も面白いのだが、先に進まないのでまた次の機会に。

写真が多い上に文字も多くなって、もっとも飽きられ易いブログとなってしまった。
by itn_m | 2013-04-19 22:23 | 外出記 | Comments(0)